ドラマ「三億円事件」
こんばんは。
昨日の事があって、すごくLIVEが恋しくなったので「HEART」観てたんだけど、涙が止まらなくて辛くなったのでやめた。
辛くない気持ちで観られるようになるのはきっとツアーが決まったら…だろうな。
なので、代わりに先日言ってた「三億円事件」を観ていた。
実際の「三億円事件」は人が誰も殺されず傷つかず、盗まれたお金も保険から払われたので嫌な気持ちになる事がなく、未解決だし鮮やかなその手口から脚色されて何度もドラマ化されるのだろうか。
たけしさんが主演のこの作品は、ジョー(智也)が勘違いしてロク(松田龍平)を殺してしまうけど、主犯のマツダ(たけし)は最初から最後まで将来アメリカへ渡り、共犯の2人(ジョーとロク)との3人でおもちゃ屋をやろうという可愛らしい夢を描いている。
珍しくリーゼントの智也は米軍所属の父親と日本人の母親を持つハーフ役。ハーフと言われれば納得してしまうスタイルと目鼻立ちが生きてる。
瀬戸朝香さんはドラマの中で〝姉御〟と呼ばれてるんだけど、どことなく風格があってまさに〝姉御〟である。
瀬戸朝香さんもスタイルがよく若いふたりが妙にお似合いでドキドキした。
智也はこの作品でも渡部篤郎さんと共演している。違う時代に生きる設定だから絡みはないが、やはりクロコーチを思い出した。
渡部さんは話し方と声が今とほとんど変わってなさ過ぎて顔が若いだけなのでなんかとっても違和感を感じたな。
ロクが殺される前にマツダに出した手紙で自分がとんでもない勘違いをしてしまっていたと気づいて、ジョーはマツダに
「轢き殺しちまった!」
と告白し号泣する。
マツダが
「おもちゃ屋いいなってこんな本毎日読んでたんだ!こんなロケットも徹夜で作ったんだぞ!何やってんだバカヤロー!」
ってほとんどビートたけしの口調で叫びながら、ジョーに向かっておもちゃの情報誌を投げつけジョーはそれでまた泣くのだが、
この時が本当にかわいい。
次のシーンに切り替わるまでジョーの泣き声だけがカットインしてるんだけど、この泣き声がまた
「かわいい」
そして、最後にジョーはメキシコでヤク中かアル中で廃人になってしまってるんだけど、マツダが探し出して
「日本に帰るぞ!こんな所で燻っててたまるか!」
と場末のバーからヨレヨレでもう言葉も話せないジョーを連れ出すところで物語は終わる。
どうしても画質が悪くてよく見えないけど、廃人の特殊メイクがさらにハーフっぽさを増してほとんど欧米人である。
マツダがジョーを連れ出すラストシーン、なんかあったかくて好きだなぁ…
最後にこの表情。
「かわいい」