〝スコットランド×日本〟!感動した!ありがとう!
始めに...
今回の台風19号で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
未だ行方がわからない方、少しでも早くご家族ご親族、大切な方の元へ帰る事ができますように。
そして被災された方々...どうか少しでも早くおだやかな日々へ戻れますように。
過去最大級規模の台風が甚大な被害をもたらし、過ぎていった13日、横浜日産スタジアムでラグビーワールドカップ2019日本大会『スコットランド×日本』戦が行われた。
少し話が逸れるが、前クールのドラマ『ノーサイド・ゲーム』をとても熱心に観ていた旦那は、ドラマ終了のタイミングでラグビーワールドカップに入れ込むというこれ以上ないタイミングでにわかファンに仕立てあげられていた。
私はと言えば、ラグビーって五郎丸ポーズが話題になったなーってのと、お笑い芸人の中川家礼二が審判の真似するなーくらいのとんでもなく貧相な情報しか知らなかった。
なんかマッチョすぎる選手とその選手同士のぶつかり合いが暑苦しくて痛そうであまり好きではなかったのが正直な所だ。だからドラマもそんなに感情移入せず淡々と観ていた。
スコットランドとの試合は日曜日の夜と言うこともあり、旦那は見逃してはならないとばかりにこれまた熱心にテレビ観戦していた。私は仕事から帰ってテレビがついてたから何気なく観たんだけど、その時点でなんと日本が勝っているではないか!
調べたら相手国のスコットランドとの過去の対戦成績は日本の1勝10敗。素人目に見てもとても勝てそうにない感じなのに勝っているのだ。
この事実にそれまでほぼ興味のなかった私も急にテンションが上がり、超にわかラグビーファンがもう1人出来上がってしまった。
そこから私より少しルールを仕入れている旦那に聞いたり画面の端っこに出る反則等のルールを見ているうちに
・ボールをパスする時は自分の前の選手にしてはいけない。とか
・ボールを取り損ねて自分の前に落としただけで反則取られる。とか
・ボールを蹴ってなら前に飛ばしていい。とか...
他にもたくさんルールはあるけど、そんな独特のルールを合わせながら観ていたら、私はいつの間にかラグビーボールを子どもとか赤ちゃんみたいな位置づけにしてしまっていた。
と言うのもボールを大切に持って全速力で走り、走っている自分を見て少し後ろに付いてきているメンバーにパスしてそれをひたすら繰り返してゴールまで繋いでいく。
途中でタックルされてもボールを必死に抱き抱えて守り仲間に確実に渡そうとする。
スクラムを組んだ中からボールが出てきて(出されて)もまたボールを持った選手がすかさずタックルされたり...とか。
究極にマッチョな選手達が小さなボールを大切に手(パス)で繋げ、時にはゴールキック等遠くで役割を果たさせるために蹴って送り出す。
大切に手から手へ繋いでいくボールを時には蹴って突き放すだなんて、まるでライオンが崖から子どもを落とす子育てみたいじゃないか。って勝手に思ったらじわじわ感動して涙が出てきてしまった。
試合終了直前、さほど点差がないからスコットランドにボールを渡さないように次々とタックルして止めたり、タックルしてくる相手から懸命に力を合わせてボールを守ったり。
〝全員で力を合わせて〟と言う風景が常に繰り広げられるので分かりやすくて、昨日は勝ったから余計だと思うけどこんなに感動するスポーツだと思わなかった。
今まで見た目の暑苦しさに食わず嫌いでいてごめんなさい。という気持ちだ。
さあ次は準々決勝。
是非とも勝って台風で傷ついた日本にもっと元気を下さい!
ガンバレ!日本!