あいみょんの曲を聴いて思った内田裕也さんの事、智也の事。
ごめんねー。
智也が歌ってくれないからまたあいみょんの歌の事書いちゃうよ。
そして、このブログの最後に『RIPPER MAGAZINE』からネタバレしてる部分があるのでご注意を。
『青春のエキサイトメント』に収録されているこの曲は〝歌詞〟を目で見た印象と、実際曲を聴いた時のギャップに驚く。
『いつまでも』
作詞・作曲 あいみょん
「死んだ友達がさぁ」って
語れば売れんのか?
結局この世の表現ってのは
同情だけで成り立ってんのかなぁ
「本気でやってんだ」と叫んでも
結果がなきゃ大人は見捨てる
結局腐りやすい生物でしかないから
生き急ぐ21
どれだけ最低で
どれだけ最悪な生き方でもいい
死んだ後に天才だったなんて
死んでも言われたくないもんな
「昔は貧乏でさぁ」って
話せば泣けんのか?
結局この世の表現ってのは
同情だけで成り立ってんのかなぁ
それなりの生き方や
ありきたりなごまかし方で
今を生きる
クソみたいな歌だと貶してくれよ
まだまだ燃えていたいんだ
どれだけ最低で
どれだけ最悪な生き方でもいい
死んだ後に天才だったなんて
死んでも言われたくないもんな
そうだよな
そうなんだ
まだまだ燃えていたいんだ
歌詞だけ読んでるとすっげーハードな曲調なのかと思ってしまうくらいの激しさを感じる。だけど曲を聴くとふわふわとして何これ癒し系のイージーリスニングかよと。
こういう意外性がある所があいみょんを聴いちゃう理由でもあるんだなぁ。
で…この歌を聴いてたら何故か内田裕也さんを思い出した。ずっとずっと、世間がネタっぽく取り上げてもなお「Rock'n Roll」と言い続け最期までロックな生き方を貫き通して燃え尽きた人生。
そして喪主を務めた娘の也哉子さんの謝辞。エッセイストだからか全体の文章も俯瞰していてその冷静な言葉選びにシビれるんだけど、最後の一文が死ぬほどカッコいいと思った。
「Fuckin' Yuya Uchida,
don't rest in peace
just Rock'n Roll !!」
ああーカッケー!
さすがあのロックな二人から産まれた娘さんだけあるよな!
…って思ったんだよ。
おお…めちゃめちゃ脱線した。
そして最後に書きたいのが智也の事。
『RIPPER MAGAZINE』の最後の部分
〝ジャニーズのチョッパー乗りが自由に作ったR&Rとか、どうしようもないダメ人間だけど最終的にプラマイゼロになる、そんなギリギリのキャラクターなんかも演じてみたいとも思っている〟
最近の智也は、ボーカリストである事や演じる事に疲れ果てて故意に遠ざかって枯れてしまったのかと思うくらいだったのだが、最後のこの部分を読んで私たちが見る事ができない心の内側ではこんなに熱い気持ちを持ってくれていたんだとうれしかったのである。
あいみょんの『いつまでも』を聴いて『RIPPER MAGAZINE』の智也を連想した。
私は、智也には〝まだまだ燃えていて〟ほしいんだ。